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Gジャンといえばコレ!

Gジャンといえばコレ!_a0052854_1225442.jpgリーバイス70505JKT。通称サード。まぁ3番目につくられたデニムJKTだからサードっていう安易な発想で呼ばれています。3人兄弟の末っ子を「おい、3男」なんて呼ぶようなモンです。しかしながら、Gジャンといえばサード。これ以外は認められないのです!リーバイスにはもちろんファースト(長男)、セカンド(次男)、といったモデルもあるのですが50年代ころまでのワークテイストがデザインの前面に出ているため、街着としてのファッションアイテムとは言いにくいシロモノです。まぁ、それまでは労働者に支持されていたブランドなんでそれは仕方ないのですが、現代に着るにはどこか違和感があるのではないでしょうか?特に人体の曲線などをまったく意識していない裁断パターンや、極端に短い着丈などアメリカ人とは体型が違う日本人にはバランス的に似合わないモノなんですね。ただ、ワークウェアの観点からは丈夫なデニム地を使用したり、作業のしやすさを考えたゆったりしたシルエットやディテールなどは感心させられるポイントです。それまでワークウェアだったGジャンも60年代に入ると状況が変わってきます。人前でGジャンを着たエルビス・プレスリーやジェームス・ディーンなどの登場で、当時の若者たちに着られるようになり、リーバイス自身も大きな転換期を迎えるわけです。「ワークウェアのカタチじゃなくて、ナウいヤングにもっとウケルのつくんなきゃ」と思ったリーバイスが大々的に改良して売り出したのが現在までも販売が続き、その後いろんなメーカーもコピーを出すことになるサードJKTなわけですね。それまでのワークウェアのいい部分は継承しつつ曲線を用いた立体裁断など画期的なデザインで、特に70年代のフラワームーブメント時にはアメリカ全土で爆発的人気となりました。要は、長男、次男のいい所を3男が取り入れ、一番いい所を持っていった、ってことです。うちでは、ヴィンテージの中でも比較的、数も多く手ごろな値段で入手できるオールドの「リーバイスサードJKT」を毎シーズン提案しています。僕なんかは、加工モノのつくられた風合いでなくリアルに着古されたモノがやはりしっくりきます。個人的に刺繍の入ったものや、ワッペンが全面に張られたもの、大きなプリントのものからプレーンなものまで数枚所持していますが、ここ何年かはサードにミリタリーパンツを合わせるコーディネイトがこの時期は定番になってます。着た事が無いって人には是非一生に一度は、袖を通してみて欲しいアイテムですね。ちなみに、僕は3人兄弟の3男です。

リーバイス サードJKT ユーズド 正面奥 「BIG E 70505」 ¥23940
                      前列左 「BIG E 70505」 ¥13440
                      その他 「スモール e 70505」 ¥10290
by beatnikshop | 2005-11-04 12:03 | 商品紹介