P-ファンク軍団の総帥ジョージ・クリントンに認められ、一時期P-ファンクオールスターズでキ―ボードを担当していた経歴のあるアンプ・フィドラ―のソロデビューのファーストアルバムです。これがかなり素晴らしい内容になっています。つい最近セカンドアルバムが発表され、僕自身はまだ未購入ですが、この作品を聴く限り間違いはない内容だと思います。以前にも紹介したヒップホップアーティストのJ・ディラにMPCの使い方を教え、本格的なトラックメイカーへの道へ導いたのがこのアンプ・フィドラ―その人です。内容は濃いP-ファンクサウンドではなく、ゆるいリズムトラックの中にワウギターやうねるベースラインなどが盛り込まれており、独特の個性を出しています。ディアンジェロ以降の男性R&Bシンガーとしてシーンを牽引できる実力をもったアーティストではないでしょうか。ゲストにもJ・ディラやショージ・クリントンも参加し、華々しいデビューに一役かっています。極上のメロウ・グルーヴを堪能できるオススメの作品です。
アンプ・フィドラ― 「WALTZ OF A GHETTO FLY」 ’04年発表
アンプ・フィドラ― 「WALTZ OF A GHETTO FLY」 ’04年発表
by beatnikshop
| 2006-09-20 13:17
| MUSIC