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ジャズとラテンを取り入れた個性的なファンクバンド

ジャズとラテンを取り入れた個性的なファンクバンド_a0052854_12385274.jpgドラマーのラリー・ブラックモンが中心になって結成されたファンクバンドで、通算5作目にあたるアルバムです。当時アメリカで主流であったファンクサウンドをこの当時10人という大所帯で見事に個性的なサウンドに仕上げています。ラリーは自ら「ブラック・ロックンロール」と呼び、ファンクを基盤としたタイトなバラエティある楽曲を演奏しています。プリンスやレニー・クラヴィッツなどへの影響力は大きいのではないでしょうか。ジャズ的なホーンアレンジやラテンパーカッションを取り入れたサウンドは今聴いても全く古臭くなく、新しい印象さえ感じさせるクオリティです。日本では80年代のディスコシーンでもよく知られたアーティストですが、ちょうどこの頃はファンクバンドとして一番ノッていた時期なのではないかと思います。アース、ウィンド&ファイアやシックなどのディスコ世代にもアプローチできるサウンドが好みの方にはオススメです。数あるキャメオの作品の中では決定盤だと思います。

キャメオ 「CAMEOSIS」 ’80年発表
by beatnikshop | 2006-08-28 12:48 | MUSIC