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ラテンやジャズ、ロックの高次元での融合

ラテンやジャズ、ロックの高次元での融合_a0052854_136120.jpgスティーリーダンのアルバムを紹介した際にも少し触れましたが、荒木飛呂彦原作の漫画「ジョジョの奇妙な冒険」には数多くの洋楽アーティストの名前やアルバム名などがキャラクターのネーミングなどとして作中に多く登場します。作者がかなりの洋楽好きだということですが、一般の洋楽フリークも漫画の内容とは別に楽しむことができますね。この「サンタナ」も作中に登場します。あまり洋楽を聴かない方でもサンタナの名前くらいは聞いたことあると思います。最近ではリーダーであるカルロス・サンタナももうかなりのおじいちゃんですが、今年はウドー・ミュージック・フェスティバルにて来日もするようです。この作品はデビュー2作目の作品で、名曲「ブラック・マジック・ウーマン」が収録されています。作品全体にラテンパーカッションとサンタナ本人の情感豊かなギターサウンドが当時としては新しく、今聴いても古臭さを感じさせないサウンドです。時代を思わせるサイケデリックなジャケットのアートワークも素晴らしいですね。サンタナと聞いておやじっぽいイメージのギタリストだと思っている方には是非この頃の初期の作品を聴いてみて欲しいですね。若々しくアイデア溢れ、高次元でのジャズ、ラテン、ロック、ブルースなどの融合を試みたサウンドがココにはあります。サンタナの初期作品のなかでもこのアルバムは僕自身のナンバーワンです。

サンタナ 「ABRAXAS」 ’70年発表
by beatnikshop | 2006-06-06 13:06 | MUSIC